こんぺいとう

こんぺいとうのように

まあるくなあれ


幼い頃に出会った
忘れられない言葉のひとつです

こんぺいとうは 


トゲトゲのある 小さな小さな

星つぶのような砂糖菓子


まあるくなんてないのに 

どうして?って思うでしょう


それはね


だんだん溶けて

小さくまあるくなることではなくて


こんぺいとうのツノの間に

自分が感じたこと、経験したことが
少しずつ積もっていって


そのうちに


ツノが隠れるほどに

全体がまあるくまあるくなっていくように


自分のいのちを

豊かに生きられたらいいね


ということなのではないかしら


長い時を経て

いまのわたしはそんな風に感じています



こんぺいとうは

みんなが持っているヒカリのつぶに

ちょっと似ている気がします

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